出典:AuthenTrend
デジタル資産である仮想通貨を管理するにあたって、セキュリティは極めて重要です。実際、世界中の悪質なサイバー犯罪チームや、国家ぐるみのハッカー集団による仮想通貨の流出事件は後を絶ちません。
日本国内ではまだまだ認知されていませんが、仮想通貨を守るソリューションの中で最も安全性と利便性に優れているとされるのが「ハードウェアウォレット」。
その名の通り「ハードウェア」、すなわち物理デバイスを使用することで遠隔からのサイバー攻撃に対し強固な防御を展開できる仮想通貨ウォレットです。
そんなハードウェアウォレットの一つであり、近年脚光を浴びているのが、IT大国として世界をけん引する台湾発『AT.Wallet(エーティーウォレット)』。
本記事では、資産を守るハードウェアウォレットを選ぶ参考になるよう、そんなAT.Walletのスペックから利用メリット、使い方まで詳しく解説します。
PJ-T&C合同会社はAT. ウォレットの国内正規代理店です。
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この記事の目次
AT.Walletの仕様と基本スペック
出典:AuthenTrend
初めに、AT.Walletの基本スペックからご紹介しましょう。
サイズ | 85.0mm x 54.0mm x 2.2mm |
---|---|
対応する仮想通貨 | BTC, BCH, ETH, LTC, XRP, DOGE, DASH, 全ERC-20トークン |
1つのAT.Walletで作成できるウォレット数 | 最大2 (メインウォレット+隠しウォレット) |
1つのウォレットに入る仮想通貨の種類 | 最大10種類 |
登録できる指紋数 | 最大8 |
アプリの種類 | ・Mac app ・Android ・iOS |
アプリとの接続方法 | ・Bluetooth(モバイル/Mac appと接続) ・USB(Mac appと接続) |
セキュリティ | ・生体認証(指紋) ・Infineon Secure Element(SLE97,EAL 5 + SE)による秘密鍵生成 |
防水性能 | IP-68 |
日本語対応 | ○ |
まずは、本体や付属品の仕様から。
AT.Walletは世界初の「PIN不使用の指紋認証ハードウェアウォレット」。薄型カードタイプの仮想通貨ウォレットで持ち運びしやすく、充電機になるカードケースが付属しています。
指紋認証機能がビルトインされており、消費電力の少ない「E-ink」を使用した簡素なディスプレイにトランザクション処理用のQRコードやウォレットのアドレス、仮想通貨の残高を表示可能。
他に類を見ないデザインと、トランザクションのために指紋認証を導入した革新的な機能が評価され、「CESイノベーション・アワード2020」を受賞しました。
一つのカードで、BTCやETHなどメジャー通貨のほか数百を超えるERC-20規格のトークンを厳重に保護。通常はApp StoreやGoogle Appsから入手できるアプリをスマートフォン・パソコンにインストールし、カードと接続して使用します。
ただし、カード単体でも使える「スタンドアロン」モード(特許取得済)も選択可能。アプリ不使用で仮想通貨の残高を確認し、QRコード経由でトランザクションの受け取りができます。このように、あらゆるシチュエーションに合わせて柔軟な使用ができるのも魅力の一つと言えるでしょう。
AT.Walletは「セキュリティ強度」「ポータブル性」に優れた仮想通貨ウォレット
次に、AT.Walletの特徴について、より具体的にご紹介します。
「PIN不要+生体認証」で迅速な承認
AT.Walletが革新的とされる理由の一つが、通常のハードウェアウォレットに必要な「PIN」を使用せず、指紋スキャンによる送金などのトランザクション承認を世界で初めて実現した点です。
これにより承認の速度を大幅に向上し、利便性と安全性を両立させたハードウェアウォレットの新しい形を創り出しました。詳しくは後述しますが、AT.Walletの開発元である「AuthenTrend Technology社」が指紋認証に特化したセキュリティ企業だったからこそ実現できた性能です。
最上位のセキュリティ強度
AT.Wallet搭載のチップは、サイバー攻撃等による侵入に対して最上位のセキュリティ強度を提供する「Infineon Secure Element(SLE97, EAL5+ SE)」を使用して設計されています。
トランザクション承認処理はカード内部で完結するため、登録した指紋情報がカードの外部に公開されることはありません。
また、AT.Walletではメインウォレットの他にも、緊急時にセキュリティ保護を発動する「隠しウォレット」を作成可能です。
隠しウォレットは、平常時は簡単にアクセスできますが、ハッキングの恐れ等がある緊急時には即座に非表示となり、アクセスを大きく制限します。隠しウォレットを使用することで、万が一ハードウェアウォレットのセキュリティを突破できるほど高度な技術を持つハッカーから攻撃を受けたとしても、資産の一部を安全に保護できるのです。
持ち運びに耐えうる薄さと防水性能
AT.Walletは、その高いポータブル性も特徴。厚みは「2.2mm」とクレジットカードを数枚ほど重ねた程度で、財布にすっきり収まるためコンパクトな持ち運びが可能です。
ハードウェアウォレットを所有するにあたっての最大の悩み事は、水没などによるウォレットの破損ですが、AT.Walletは耐久性の高さにも定評があります。優れた防塵性能のほか、「IP68」規格に合格しており水深1mの水圧にも耐える防水性能を備えているため、安心して使用できる点も魅力でしょう。
AT.WalletでDeFiやDAppsにもアクセス可能
出典:AuthenTrend
AT.Walletを通じて多様なDeFiやDAppsに接続すれば、分散型のサービスを安心して利用できるようになります。
例えば、次のように世界最大のNFTマーケットプレイス『OpenSea』に接続し、WalletConnect経由でAT.Walletと接続します。
AT.Walletを通じてNFTのリスティング(出品)や管理がおこなえるほか、保管している仮想通貨を使って流通するNFTを購入・コレクションに加えることも可能。
AT.Walletを活用して、ソフトウェアウォレットよりはるかに強固なセキュリティと共に分散型サービスへ参加しましょう。
AT.Walletを開発したAuthenTrend Technology社
とはいえ、こういった仮想通貨ウォレットを選択する上で最も注目すべきは開発元の信頼性です。そこで最後に、AT.Walletを開発した台湾発の企業・AuthenTrend社について簡単に解説します。
AuthenTrend社は、経験豊富なエンジニアグループによって2016年に設立された企業。主にセキュリティソリューション開発を手掛けており、IT大国とも呼ばれる台湾で多くのシェアを獲得しています。
AuthenTrend社は10の特許を出願、10タイプの多様な認証方式に対応し、世界中の企業とリセラー契約を締結。セキュリティ強度だけでなく利便性を高めるため、「パスワードを指紋認証に置き換える」ことを使命に掲げ、日夜開発に取り組んでいます。
指紋認証を用いた高度なログイン認証システムが高い評価を得ており、「Microsoft Intelligent Security Association」や「FIDO」など世界的機関から厚い信頼を寄せられています。
このように、AT.Walletはサイバー攻撃やハッキングの脅威を知り尽くしたセキュリティ企業が開発しているため、極めて安全性の高いハードウェアウォレットと言えるでしょう。
AT.Walletの入手は日本国内正規代理店から
AT.Walletのようなハードウェアウォレットを入手するにあたって、何よりも重視すべき条件が「正規代理店からの購入」です。これは、正規代理店以外から購入すると、本物に酷似した偽物を販売されるケースや、悪意のあるエンジニアが細工を施したハードウェアを購入してしまうケースもあるため。
AuthenTrendと正規の契約を締結した国内代理店から入手することでこういった不要なリスクを避け、代理店によっては日本語による手厚いサポートも受けられるでしょう。
AT.Walletは、正規代理店であるPJ-T&C合同会社のオンラインストアでお求めください。
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